ジャカルタで、初めて映画館に行った。
きっかけは、ラーメンである。
休日に家族で「ラーメン38(Ramen 38)」に行ったときのこと。
店内に、クレヨンしんちゃんの映画ポスターが貼ってあった。
[The Spicy Kasukabe Dancers(灼熱のカスカベダンサー)]
さらにテーブルには、「コラボやってます」みたいなやつ。
辛いラーメン頼んだらシールやらもらえます的な。
それを見た息子が言った。
「見たい」
「良いよ」と気持ち良く返事をする。
「今すぐ見たい」
いや、急だな。
一瞬、考えたが、すぐに「まあいいよ」と答えた。
なぜか?
ヒンメルならそうしたと思うからだ。


「これ、日本語なんじゃない?」
そういえば、少し前に聞いていた。
鬼滅の刃がジャカルタで日本語上映されていた、という話。
じゃあこれも、日本語なんじゃないか?
と軽く言ったら、息子が完全にスイッチを入れたのだ。
仕方ない。
そもそも、最近うちは映画ブーム
ちなみに我が家、最近ちょっとした映画ブームである。
といっても映画館ではなく、家で映画。
カーテン閉め切って部屋を暗くして、ポップコーン作って、
それなりに大きいテレビでAmazonプライムで映画を見る。
これに8歳と4歳がはまっている。
2時間近く連続でテレビ見せることに抵抗を持ちつつも、黙って座っていられるのすごいなと思い、そしてYoutubeよりかはマシかと思い、好きにさせている。
そして何より、集中して子供達が映画鑑賞している姿がちょっといい。
(VPN入れて日本の作品見れるようにしたの、やっぱり正解だったなと思っている)
ということで、初・ジャカルタ映画館へ
調べたら、プラザスナヤンで上映していた。
オンライン予約もできそうだったけど、空いてそうだったのでそのまま突撃。
現地でチケット取って、いつものJJC図書館で時間を潰す。
映画館、普通に良い
まず思った。
普通にきれい。
ポップコーン売り場も広いし、飲み物もちゃんとしてる。
私もテンションが上がり、ハニーオレンジソーダというお洒落なやつを頼んだ。
ゴロゴロとした果肉がたくさん入っており、私にはお洒落すぎた。
コーラでよかった。
そしてもちろんポップコーンも買う。
子供達が必ず買いたいというが、たとえ言わなくても私が買っていただろう。
Lサイズを買ったが、家族4人ではあっという間になくなった。
3XLサイズくらい欲しい。

ガラガラだった。
日曜夕方。
公開最初の週末。
なのに。
ほぼ人がいない。
10人…いや、我々合わせて15人くらい?
まあ、そうか。
日本語だもんな。
インドネシア語字幕があっても、わざわざ見に来る人は限られる。
でも逆に言えば、めちゃくちゃ快適だった。
そして事件は起きる
映画が始まった。
…英語の歌。
え?なんで英語?
しんちゃん、英語で踊ってる。
下にはインドネシア語字幕。
息子、キョトン。
私と妻、目を合わせる。
「これ、英語なの…?」
一瞬、空気が凍った。
せっかく来たのに、英語だったらどうしよう。
セリフがなかなかない。
踊っている場合ではない。
踊りはもういいから、セリフ早く!と焦る。
ちゃんと日本語だった
歌と踊りが終わる。
その後。
「しんちゃん!」
来た。
日本語だ。
この瞬間、夫婦で顔を見合わせ同時に安心した顔をした。
インドがテーマだからか、歌と踊りがテーマだからか。
にしても、最初くらい日本語の歌をチョイスすれば良かろうに。
(ここまでならまったくネタバレではないよね)
4歳も普通に見れた
今回ちょっと心配していたのが、娘。
というのも、最近、家で見た「すみっコぐらし(空の王国とふたりのコ」の映画でも感情移入しピンチシーンで泣いてトラウマになった。
扱いやすい子だったのに、それから毎晩思い出してすすり泣く。
だから今回もどうなるかと思ったが、普通に見れた。
むしろ笑っていた。
クレヨンしんちゃん、強い。
ただし、3回トイレに行った
なぜか。
上映中、3回トイレ。
寒さか緊張か分からないが、とにかく「トイレ」と言う。
でもガラガラだったので、その辺は助かった。
席を立つ申し訳なさもまだマシだった。
R13って何だったのか問題
ちなみに、オンライン予約しようとした時にチケット画面に「R13」っぽいマークがあった。
よくわからなかったが、そうだったとしたら、クレヨンしんちゃんで?
いやいやいや。
そんなはずないと思って現地に行った。
そして、普通に4歳でも入れた。
しんちゃんがいくら下ネタだらけといっても13歳はないだろう。
これが13歳までの子供に悪影響というならば、うちはもうとっくに手遅れだ。
うちの子たちはこれくらいの下ネタは既に習得済みである。
まったく負けていない。
残念ながら。
結論:ジャカルタで日本語映画、ありがたい
今回の結論。
ジャカルタでも、日本語の映画は見れる。
しかも普通に映画館で。
これはありがたい。
子どもにとっても、日本語に触れる機会としても、純粋に楽しい体験としても、かなり良かった。
しばらく映画ブームは続きそう
帰り道、息子はすでに次の映画の話をしていた。
映画館にはマリオギャラクシーのポスターがあった。
ただ、これは英語の可能性が高い。
(調べてないから知らんけど。)
まあ、それでもいいかもしれない。
とりあえず、我が家の映画ブームはしばらく続きそうである。