ジャカルタ。
とにかくモールが多い。
でも、中に入っているものはだいたい同じ。
どこもグローバルブランドのお店はだいたい入っている。
違うのは場所だけ。
そんなモールの中での1話。
コイン遊具という罠
あれだ。
コインを入れると音楽が鳴って、ゆらゆら動くやつ。
パンダだったり、車だったり、よく分からない動物だったりするやつ。
正式名称は知らない。キティライド?コイン遊具?
でも、どこのモールにもある。
そしてなぜか、子どもはこれが大好きだ。
うちも例外ではない。
8歳の息子ですらまだ「乗りたい」と言うし、
4歳の娘は、もはや「乗りたい」が止まらない。
軽い気持ちで乗せた結果
ある日。
時間もあったし、あまりに乗りたがるので思った。
「まあ1回くらいならいいか」
どうせ100円とか200円だろう。
そう思っていた。
私には危機管理能力が足りないのだ。
1回では乗れないシステム
どこのモールでも見かけるのが「Zoo moov」というブース。
いざ行ってみると、様子がおかしい。
1回ごとの支払いができない。
代わりに提案されたのが、
2000円で14回分のチケット。
「いや、1回でいいんですけど」
という選択肢はなかった。

買うしかない状況
とはいえ、さっき「いいよ」と言ってしまった手前、引くわけにもいかない。
しかもチケットは使用期限なし。
どうせこれからもモールには来る。
期限ないなら、少しずつ消費していればいつかなくなる。
ということで、購入。
チケットの減り方がおかしい
ここからが早かった。
子どもたちが乗る。
もう一回乗る。
もう一回乗る。
もう一回乗る。
結果、その時だけで8回消費。
その辺をクルクル回り続けているだけなのに、なぜ飽きない?
減り方が異常に早い。
これはうまい商売だ
ここでようやく気づく。
これ、完全にやられた。
・まとめて買わせる
・チケットがあるから乗る
・気づいたら減っている
完璧な仕組みだ。
私は子供の性質をまだ理解できていなかったのか。
しかもモールを走る
強調しておきたいが、この遊具、モールの中を走る。
普通の通路。
人が普通に歩いている場所。
そこを、音楽鳴らしながら進む。
海外は自由だ。
大人も乗ることになる
そして4歳は一人で乗れない。
つまり、どうなるか。
私が後ろに乗る。
いい大人が、動物にまたがってモールを走る。
これはなかなか恥ずかしい。
ただ、周りは誰も気にしていない。
たぶん。
モールではなぜか人に会う
ちなみにモールに行くと、なぜか知り合いに会う。
知り合いとも言えないのかもしれないが、
「同じアパートの人」か「どこかで見た日本人」に遭遇する。
特にスシロー。毎回必ず知っている人に逢う。
ジャカルタの駐在員、だいたいスシローにいる。
きっと検証したら立証されるだろう。
幸い、動物の遊具にまたがり、爆音鳴らしながら、モール内を徘徊しているところは見られたことはない。と信じている。
プレイグランドで無料で乗れるのに…
ちなみにこの遊具、最近よく行くプレイグラウンドにもある。
入場料を払えば何回でも乗れる。
しかもゴーカートまである。
どう考えてもこっちの方がコスパはいい。
なのに飽きない。
他のモールで見かけると、結局乗る。
私もそれを甘んじて受け入れる。
なぜかって?
チケットが余っているから。
結論
ジャカルタのコイン遊具。
1回100円の世界ではない。
2000円から始まる遊び。
そして気づいた頃には、
チケットはほとんど残っていない。
そしてなぜかまた買っている。
これのどこにそんな魅力があるのかわからないが、子供達が飽きる気配がない。
これは本当にうまい商売だ。
娘の後ろでユニコーンに跨り、無心で回り続ける。
永遠にモールをさまようのだ。
降りたくても降りれないので
ーそのうち私は考えるのをやめた。