
ジャカルタでは、子どもを外で自由に遊ばせるのが難しい。
暑い。
大気汚染が気になる。
交通事情も、日本とはだいぶ違う。
「今日は外で思いきり遊んでおいで」と言える環境ではない。
正直、少し後ろめたさもある。
外遊びこそが、子どもの好奇心を育てる——
そう思って育ってきた世代だからだ。
マイクラ、レゴ、そしてDr.STONE
うちの息子(小2)は、
いわゆる「作る系」が大好物である。
そして最近、
にどハマりしている。
これは、正直うれしかった。
「理系になってほしい」
とまでは思っていない。
ただ、
いろんなことに興味を持ってくれたらいい
それだけである。
外遊び=好奇心、という思い込み
自分の中に、
「好奇心は外遊びから育つ」
という強めの思い込みがある。
虫を捕まえる。
泥だらけになる。
火や水に触れる。
こういうことから不思議に思うことや好奇心が生まれると思っている。
でも、ジャカルタではそれが簡単ではない。
では、好奇心は育たないのか。
そんなことはない、と信じたい。
室内でも「世界を広げる」体験はある
マイクラもレゴも、
やっていることはほぼ同じだ。
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試す
-
失敗する
-
直す
-
もう一回やる
これは立派な探究である。
そしてDr.STONEは、
それを物語として極限まで面白くした作品だ。
Dr.STONEがすごい理由(親目線)
子ども向けの理科マンガは、正直たくさんある。
どれも良い。
分かりやすい、と思う。
親としては安心感もある。
ただ、
面白さの純度という点では、
Dr.STONEは別格だと思っている。
理由は単純で、
「勉強させようとしていない」
からだ。
純マンガだからだ。
(そんな言葉あるか知らんけど)
教育臭がしない、という最大の価値
Dr.STONEは、
-
正解を教えない
-
用語を覚えさせない
-
テストに出ない
その代わりに、
「人類って、何もないところからどうやって生き延び、発展したのか」
「科学って、そもそも何なのか」
を、ひたすらワクワクさせる。
これは、好奇心の火種としてはパーフェクトである。
このマンガが、千空の言葉通り、「そそる」のだ。
親が理系だと、なおさら刺さる
ちなみに、私は理系である。
そして、
息子がハマる前から私はDr.STONEにハマっており、マンガ全巻読んでいる。
普通に面白い。いや、かなり面白い。
「これ、小2で見てるのか……」
と思うと、少し誇らしくもなる。
ただし、理解できているかどうかは気にしない。
そこは、とりあえずどっちでもいい。
理解より、「残る」ことが大事
小2が、硝酸や化学反応を理解する必要はない。
大事なのは、
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なんか面白かった
-
なんかすごかった
-
なんかまた見たい
この「なんか」である。
この感覚が、数年後、
理科でも、工作でも、プログラミングでも、
どこかに繋がれば嬉しい。
外遊びができない罪悪感について
ジャカルタで子育てをしていると、どうしても思う。
「もっと外で遊ばせてあげたいな」と。
だから、外で得られる刺激を、
形を変えて得てくれたらいいなと思う。
マイクラ。
レゴ。
これも、立派な世界の広げ方である。
なので、これらに対する制限は最小限にしてあげて、ハマるならとことんハマれば良いとも思う。
外遊びを十分させてあげられない罪悪感もあってか、眠たいのに毎晩マイクラの小説をちょっとずつ読んであげてもいる。
(こちらも夢中になるのもわかるくらい面白いが、まだ一人で読むにはルビが足りない)
すでに良い影響が出てきている
Dr.STONEにハマれるなら、
無理に別の「お勉強マンガ」を与える必要はない。
面白いものが、一番強い。
そして、早くも良い影響が出ているのが、図書館でちゃんとした「かがくの本」を自分で借りてきた。Gakkenが出しているやつだ。
好奇心は、必ずしも外だけで育つものではないのだろう。
ジャカルタという環境なりの育ち方があるのだろう。
というか、少年マンガで十分ということなのだろう。
終わりに
私は理系だが、
子どもに理系になってほしいとは別に思っていない。
ただ、
「面白そうだからやってみる」
人であってほしい。
そう思いながら、今日も息子がDr.STONEを見ている姿を横目で見ている。
横目というか隣に座ってがっつり見ている…。
というか、続きが気になるし、マンガ派なので、電子書籍を大人買いしようとポチろうとしている。
誰か止めてほしい。
「そそられている」。
どうやら一番ハマっているのは、
私のほうらしい。