
ジャカルタに来てから、街にも生活にも少しずつ慣れてきた。
しかし、どうしても満たされない欲求がひとつあった。
生魚を食べたい。寿司が食べたい。
私は3度の飯より寿司が好きなタイプである。
(3度の飯に寿司も含まれるだろというツッコミはいらない)
日本にいた頃は、いわゆる高級寿司ではなく、スシローやくら寿司のような “気軽に満たされる幸福” を求める人間だった。
(B級舌なだけでは。というツッコミはいらない)
そんな寿司が恋しくて仕方がなかった。
というわけで、家族と共にジャカルタのスシローに行ってみた。
■ ジャカルタにはスシローが意外と多い
まず驚いたのは店舗数である。
大きなモールに行けば、かなりの確率でスシローが入っている。
ユニクロもそうだが、ジャカルタには日本のチェーンがあり、それなりの存在感を示しているのだ。
海外生活ビギナーの我が家にとって、これはありがたい。
■ 店内に入った瞬間、日本であった
扉を開けた瞬間、「いらっしゃいませ〜!」の日本語が飛んできた。
その瞬間、私は小さな感動を覚えた。
レイアウトも、タッチパネルのUIも、言語まで日本そのまま。
海外にいることを忘れさせるほどの再現度である。
子供達もすぐに馴染んだ。
彼らにとって “スシローとはこういう場所だ” という記憶が、そのまま使えるのだ。

■ 味もラインナップもほぼ日本のスシロー
サーモン、マグロ、明太子マヨ、うなぎ、炙りチーズサーモン、炙りしめ鯖、炙りえんがわ。(こいつ炙ってばっかだなというツッコミはいらない)
茶碗蒸し、赤だし、ラーメン、デザート類まで、見覚え、いや食べ覚えのあるものばかりだった。
ジャカルタのスーパーではサーモン切り身が「2切れ1000円以上」という世界である。
しかしスシローでは、そこまで高額ではない。
もちろん日本より若干高いが、家族4人で満腹になってデザートも入れて約8000円くらいか。
まあ時々の贅沢としては許容範囲だ。
寿司難民寸前だった私には、ただただありがたい。

■ しかし、致命的な違いもある
日本とほぼ同じスシローだが、どうしても受け入れがたい違いが2つあった。
① ビールが無い
まず、スシローにビールが無い。少なくとも私が行った2店舗には酒類が置いてなかった。
これは完全に致命的である。
寿司にビールを合わせたい私にとって、これは大打撃だ。
とはいえ、インドネシアの文化を考えれば仕方のない。
ジャカルタに来てから飲酒自体が激減している。どんどん痩せてきている。健康的に…
(じゃあ良いじゃんというツッコミはいらない)。
② タコが無い
次に、タコが無い。
イスラム圏ではタコやイカを食べない人が多いと聞く。
その影響か、スシローにもタコが無かった。人気がないからだろう。
私は生タコが好きなので、これも小さな残念ポイントである。
しかし寿司そのものが好きなので、他のネタが充実していれば十分満足できる。
■ とはいえ、総合的には “日本の味そのもの” である
粉末茶を湯呑みに入れてお湯を注ぐあの感じまで再現されている。
なんとセルフサービスなところまで…。
一つ一つの体験が、日本のスシローとほぼ変わらない。
海外にいながら、大好きなスシローをまるごと得られることのありがたさを強く感じた。
【まとめ】
ジャカルタのスシローは、
日本のスシローを限りなく忠実に再現した場所である。
ビールとタコこそ無いが、
家族で「日本と同じ寿司時間」を味わえるのは非常に貴重だ。
寿司が恋しくなったら、スシローに駆け込めばいい。
ジャカルタ生活の中に、そんな “帰れる味” があるというだけで心強い。
続きの話。