駐在主夫ですが、なにか? in Jakarta

ジャカルタで主夫してます。日々のことをゆるく記録中。 生活の中で気づいたことや、役立ったことをメモ代わりに。

ジャカルタは「歩けない」けど生きていける。何でも届くバイク便デリバリーが凄すぎた

ジャカルタ生活も、気づけば2ヶ月が過ぎた。

赴任前は「途上国特有の不便さ」をそれなりに覚悟していた。
だが、現実は違った。
想像をはるかに超えて、快適なのだ。

なんかもう、「歩かなくても生きていける」。

字面だけ見ると、ただの不健康な引きこもりの宣言である。
だが、事実だから仕方がない。


卵1パックのためにバイクが走る

「Amazonが届くところなら、世界のどこでも住める」 これは昔の私の持論だが、あながち間違っていなかった。

ジャカルタには、Amazonと楽天とUberEatsを足して割らないような、巨大で便利なサービスが完全に根付いている。

特に驚くのが、食材デリバリー(ネットスーパー)の異様なスピードだ。
「Segari」や「HappyFresh」といったアプリを開き、野菜や肉をポチッとする。

「はい、30分後に到着しますー」

このノリである。
買い忘れた卵1パックのためだけに、わざわざバイク便を走らせたこともある。
届いた食材も、普通に新鮮だ。
ジャカルタの物流、どうなっているんだ。


通販は「Amazon並み」の存在感

「海外だし、欲しい物はすぐには手に入らないんだろうな」 そんな懸念も、一瞬で消え去った。

・ロボット掃除機 ・加湿器 ・フライパン ・子どもの学用品 ・ガジェット類全般 ・絆創膏などの日用品

余裕で全部買える。
「Tokopedia」と「Shopee」という二大巨頭が、日本のAmazonと楽天並みの圧倒的な存在感を放っている。
アプリでポチれば、翌日には届く。
なんなら当日届く。


常識がバグる「運び屋」システム

そして、ジャカルタの生活インフラを根底から支えているのが「バイク便」だ。
GrabやGojekといったバイクの群れが、街の血管を流れる血液のように走り回っている。

彼らは、本当に何でも運ぶ。
日本ではちょっと考えられないレベルだ。

① 家の契約書のデリバリー
予定したタイミングで引っ越すために、どうしても家の契約書がその日に必要になった。
だが、子ども達もいて物理的に取りに行く時間がない。
そこでバイク便を呼び、見知らぬドライバーに契約書を託し、私のホテルまで届けてもらった。

途中で紛失されたら大問題である。
だが、仕方ない。
重要書類を見知らぬおっさんに預ける。

② 洗濯物のデリバリー

家の洗濯機が故障し、乾燥までできない時期があった。
アプリでポチる。 バイクが洗濯物を回収しに来る。
クリーニング屋が洗って乾燥させる。
バイクがフカフカの服を届けてくれる。神か。

③ 処方薬のデリバリー
オンラインで医師の診察を受ける。
数十分後、処方された薬をバイクが届けてくれる。

もはや、私が動く理由はどこにもない。


クリスピー・クリーム・ドーナツの奇跡

何より一番テンションが上がったのは、クリスピー・クリーム・ドーナツの即配だ。

注文して、わずか15分後。
ホテルのロビーに、あの甘ったるい箱を持ったドライバーが立っていた。

えっ、嘘でしょ。 隣の部屋で揚げてる?

そのくらいの速度で届くのだ。
アッチョンブリケである。

味も日本と変わらない。
安心の激甘クオリティ。
子どもたちも大喜びだったが、何より私が一番大喜びしていた。
15分でドーナツを手に入れ、はしゃぐ40代のおっさん。バンザイ。


結論:歩けない街の、最強の生存戦略

正直に言う。 ジャカルタは、日本のように「自由に歩き回れる街」ではない。

歩道は狭いし、穴が空いている。 気温は無駄に高い。 完全なる車社会で、排気ガスと大気汚染と謎のニオイが漂っている。

散歩には全く適していない。 だがその代わりに、「一歩も外に出なくても、世界中のものがドアの前に届く」という最強の環境が用意されていた。

子育て中の主夫にとって、これほど助かることはない。

不便を覚悟してきたジャカルタは、 「外に出なくても生活が回る都市」だった。

今日も我が家に向かって、誰かが何かを運んでくれている。
ジャカルタのバイク便の皆さま、本当にありがとう。
明日もまた、ドーナツを頼むかもしれない。

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