
「冷やし中華はじめました」みたいなノリで恐縮だが。 インドネシア語を、はじめた。
結論から言うと、英語が通じなさすぎるからだ。
日本語が通じないのは当然として、英語もまったく、全然、びっくりするほど通じない。 スマホと翻訳アプリがあるこのご時世、言葉が通じなくても死活問題とまでは言わない。 でも、コミュニケーションがゼロだと、日々の生活がちょっとつまらなくなるのだ。
衝撃の「ワンツー問題」
ジャカルタ生活において、移動手段のタクシー(配車アプリ)は必須である。 オンラインで呼べて、目的地もアプリ上で完結する。基本的には一言も発さずに乗れる、はずだった。
ただ一つ、厄介なシステムがある。 乗車時に「2桁のパスコード」を口頭で運転手に伝える必要があるのだ。
たった2桁である。 サッと「ワン、ツー」と言えば終わる話だ。
……通じない。 「ワン、ツー」が通じないのだ。 「フォー、ファイブ」も通じない。もちろん「シックス、セブン」も全滅である。
え、マジか。 英語が通じないとは聞いていたが、まさか数字の1や2すら通じないとは思わなかった。 これが、重い腰を上げてインドネシア語学習を始める決定的な引き金となった。
モチベーションは、底を這っている
とはいえ、である。 私のインドネシア語に対する学習モチベーションは、驚くほど低い。
理由は簡単だ。 インドネシア語は、インドネシア(と近隣の一部)でしか使えない。 総話者数は世界トップ10に入るらしいが、それは単にこの国の人口が爆発しているだけである。
私は休職中の身であり、今後ずっとインドネシアに骨を埋めるわけでもない。 学習のコスパ、タイパで考えると、非常に微妙な言語なのだ。
それでもやる理由は2つしかない。
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ジャカルタ生活のストレスを少しでも減らしたい
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日本に帰ったあと「ワイ、トリリンガルやで」とドヤ顔したい
この2つである。 崇高な理念などない。人間の動機なんて、だいたいそんなもんかもしれない。
「9(スンビラン)」長すぎ問題
せっかくなので、1~10の数字を紹介しておこう。
サトゥ、ドゥア、ティガ、エンパッ、リマ、エナム、トゥジュ、ドゥラパン、スンビラン、スプルッ。
言いたいことがある。 「8(ドゥラパン)」と「9(スンビラン)」、お前ら長すぎないか。 特にスンビラン。
日本語なら「キュウ、キュウ、キュウ、キュウ」。 英語なら「ナイン、ナイン、ナイン、ナイン」。
インドネシア語だと、 「スンビラン、スンビラン、スンビラン、スンビラン」。
息切れするわ。 緊急時に時間制限があったら絶対に間に合わない。 数字というのは、短ければ短い方が絶対にお得なはずなのだ。
ただ、「3(ティガ)」だけは響きが好きだ。 ウルトラマン感があってすぐに覚えられた。ありがとう、ティガ。
結論:まずは数字だけの関係から
というわけで、私のインドネシア語学習がゆるっと始動した。
当面の目標は、タクシーの運転手さんとの「ワンツー問題」を解消すること。 せめて数字だけでも、お互いに通じ合える関係になりたい。
できればそのまま心を通じ合わせ、朝まで飲み明かせる親友になりたい。 (あ、お酒は飲めないからコーラで)
……いや、言い過ぎた。ハードルを上げすぎた。 親友にはならなくていい。ただ、数字だけ聞き取ってくれればそれでいい。
モチベーションは低いが、ジャカルタを生き抜くために、ぼちぼちやっていこうと思う。