
ジャカルタに来たばかりの頃、まず最初の1ヵ月はサービスアパートメントに滞在することになった。
家が決まるまでの仮住まいだ。アリエッティだ。
ホテルとアパートの中間みたいな場所で、長期滞在する人も多いらしい。実際、今回はホテルの一部をサービスアパートメントして運用している感じだ。
清掃が入ってくれて、キッチンがついているというもの。
しかし、いざ家族みんなで住んでみると——
最初に直面した壁、それは「自炊どうすんの問題」。
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■ “一応ある”けど“足りなすぎる”キッチン
部屋には最低限の調理器具が揃っていた。
フライパン1つ。鍋1つ。包丁1本。
「あるにはあるよ」というレベル。
フライパンと鍋はめちゃくちゃ焦げる。焦げることしかできないじゃないか?
そして最大の問題は 炊飯器がない。
うん、まぁ海外だし、そりゃそうだよね……と思いながらも、
鍋でご飯炊くともう調理が回らない。
結果、作れるのは
• お好み焼き
• チャーハン
• 焼きそば
みたいな“一発料理シリーズ”が中心になった。
3歳の娘には毎食レストランも厳しいので、
どうしても自炊が必要だった。
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■ 辛い料理問題
インドネシア版Uber Eats「GoFood」も使ってみたが、
メニューが基本的にけっこう辛い。
「辛くしないで」ってオプションを選んでも辛い。
辛くない料理を探すと、結局ピザやハンバーガーに落ち着く。だったらホテルのレストランと変わらない。
毎食それもなぁ……となり、やっぱり自炊へ。
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■ 備え付けの包丁、まさかの“ナタ”
備え付けの包丁を使ってみたら、
切るというより、叩き割るタイプの刃物だった。
「これ、何かの儀式で使うやつ?」
と思うほど切れない。
幸い、日本から
• 使い慣れた包丁
• 圧力鍋(ティファール)
を持参していたので、それが大活躍。
特に圧力鍋は大正解だった。
炊飯器がない環境で、これが白米の命綱になった。
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■ ネットスーパーが神すぎた
そして助けられたのが ネットスーパー。
日本で共働きしていた時に必須だったので「あるといいな~」と思っていたが、
ジャカルタにもちゃんとあった。しかも早い。
注文して、
早いと30分後に届く。
野菜、肉、冷凍魚など基本的なものはすぐ手に入るし、
送料もたいしたことない。
だいぶ食卓が安定してきた。
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■ そして結局…ティファールを買う
ほんとは引越の予定もあるから荷物を増やしたくない時期だったのに、
鍋もフライパンも1つずつではさすがに無理。
「1ヶ月の滞在なのに…」と思いながらも、
ジャカルタ版Amazon「Tokopedia(トコペディア)」で
ティファールのフライパン鍋セットをポチッ。
危うくTifaleというパチモンを買いそうになった。いや、白状すると、間違って頼んでしまった。ただ、在庫がなかったのか、後から店側からキャンセルしてくれた。
注文した身としては、Tifaleの品質がT-falと同じくらい高くあってくれと祈ることしかできていなかったので、助かった。
翌日には届いて、
ようやく“普段の料理ペース”が戻ってきた。
ティファール万歳。
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■ 最後に:炊飯器のない生活は、シンプルにめんどくさい
圧力鍋で白米を炊くのは、意外と楽しくもある。
キャンプみたいなもので、不便を楽しもうとなる。
ただ、鍋を白米に使うと他の料理ができない。
キャンプと違って、これは1,2日の話ではないからね。
サービスアパートメント生活の教訓は、
「炊飯器、必要。次引っ越す家では絶対買う。そしてティファールLove。」
ということだった。
とはいえ、この不便さも含めて
「海外に来たなぁ~」と感じた。
生活が回り始めるまで、意外とドラマが多いものだ。